荒神谷(こうじんだに)遺跡に行ってきました。
遺跡MAP
荒神谷遺跡は、1984年に広域農道(出雲ロマン街道)建設に伴う遺跡分布調査で発見されました。
たった一片の古墳時代の須恵器片がとんでもない大発見につながりました。
谷津の最深部の急斜面から銅剣358本、銅鐸6個、銅戈16本というとんでもない量の青銅製品が発見されました。
それまで国内で発見された銅剣の総数は300本余りでしたので、これを上回る数量の銅剣の発見は日本の考古学会に衝撃を与えました。
今回は、収蔵展示されている古代出雲歴史博物館(出雲大社の近接地に所在)がリニューアル工事のため、里帰りした国宝の青銅製品が荒神谷博物館で特別展示されることもあり立ち寄ることにしました。

荒神谷遺跡

 

荒神谷遺跡

※ 荒神谷遺跡から直線距離で4km程離れた島根県加茂町の山中の斜面から39口の銅鐸が発見された加茂岩倉遺跡が有るのですが、現地には『加茂岩倉遺跡ガイダンス』という施設にレプリカのみ展示されていて、重要文化財に指定されている出土品は現在リニューアル工事中の出雲古代歴史博物館に収蔵されています。
今回は実物が見られなこともあり博物館リニューアル工事が完成する来年10月以降に現地も行きたいと考えています。

加茂岩倉遺跡