大横川桜並木


平成最後のお花見に行ってきましたPart2。
福岡編に続いて今回は東京都江東区の大横川桜並木に行ってきました。
東京メトロ東西線の門前仲町駅から歩いて3分ほどの大横川で深川さくらまつりが4月7日まで開催されていて大横川の両岸には見事な桜のトンネンルが続いていました。
隅田川につながる大横川は江戸時代に埋め立てられた地域に整備された運河だそうです。
1657年(明暦3年)江戸市中に起こった大火災を教訓に、幕府によって防災のために開設されました。
周辺には深川不動尊(成田山新勝寺の別院)や富岡八幡宮があり、なるほどこれが門前仲町の由来かと思いきや、富岡八幡宮より創建年代の古い永代寺がその由来のようです。当時永代寺は周辺に広大な寺域をもち後から創建された富岡八幡宮の別当寺だったようです。なお、永代寺は神仏分離令でいったん廃寺となった後明治29年に復興されました。現在の永代寺は深川不動尊の参道沿いにありますが、元禄年間に成田不動明王の最初の出開帳が永代寺で行われたのが深川不動尊のはじまりとされていますので、本来は永代寺の参道だったんでしょうかねぇ…
もちろんその切っ掛けとなったのは市川團十郎が不動明王の出てくる演目を演じたことが江戸で評判となり、成田山新勝寺の不動明王出開帳となったことはご存知の通りです。

大横川の桜は水面にかぶさる様に枝を張っており、和舟や遊覧船からも両岸の桜並木を観ることができます。石島橋あたりにささやかな屋台も出ていますがお花見を静かに楽しむにはとても良いロケーションです。都内にもこんなに素晴らしいお花見スポットがあるなんていいですね。

東京都江東区門石島橋