Rothenburg ob der Tauber


ドイツ連邦共和国バイエルン州アンスバッハ郡の城郭都市。タウバー川に近い丘の上に築かれたオプ・デア・タウバー城とこの地を長く領地としたローデンブルク家に由来しているようです。

まるでおとぎの国のような中世都市の雰囲気に包まれた街です。プレーンラインやヴァイサー塔、若き日の東山魁夷が描いた『窓』のモデルとなったシュピタール門付近の門番詰所跡などまさに中世ドイツそのままです。 周りを城壁で囲まれ、いくつもの塔と門がタイムマシンのように過去の時代に訪れたものを引き込んでいきます。
17世紀のいわゆる三十年戦争の時代に、プロテスタント(ルター派)であったローデンブルクはカトリックの軍に包囲され壊滅の危機に瀕した際、敵将ティリー伯の恫喝に応じた当時の市長ヌッシュが3.25リットルのワインを一気に飲み干して街を救ったという逸話があり、現在も【マイスタートルンク】として毎年聖霊降誕祭や帝国自由都市祭、収穫祭で歴史劇が演じられています。

マルクト広場では市参事会酒宴場のマイスタートルンクのからくり時計が見られますよ。

Rothenburg ob der Tauber