博多山笠

博多の夏は何といっても山笠ですね。正式には博多祇園山笠といいますが、例年7月ともなれば中洲流、西流、千代流、恵比須流、土居流、大黒流、東流の七流と呼ばれる昔からの自治組織ごとに豪華絢爛の山車が櫛田神社を皮切りに福岡市内を勇壮に駆け抜けるお祭りです。

山車は各地区によって飾りのテーマが工夫され、櫛田入りでは一番山笠のみが【博多祝い唄】の一番を唄うことになっています。
【博多祝い唄】はこの地方ではお祝いの席でよく唄われますが、最後に締める【博多手一本】これががなかなか難しい。

関東地方の三本締めでは『よー、シャンシャンシャン、シャンシャンシャン、シャンシャンシャン、シャン』なんて単純ですが、博多手一本は『よー シャンシャン 、まひとつシャンシャン 、祝うて三度、シャシャン、シャン』。このリズムが難しいのです。歓送迎会など他の地方から人が来るときは予行演習する場合もあるとか…。そういえば、福岡の小学生駆け足で止まるとき「1・2・3・4・5」で止まってた。立ったり座ったりする号令でも「ヤー!」って。地域固有のリズム感や掛け声ってユニークでいいですね。

博多櫛田神社