筑波山
11月の最後の週に筑波山に行ってきました。
筑波山は茨城県つくば市の北部の山で標高は877mあります。
火山では無く、約8000万年~6000万年ほど前に地下深部でゆっくり固まった岩石が地殻変動で隆起した山だと言われています。動植物はこの当りが東日本と西日本の境界らしく、温暖な地域の動植物と冷涼な環境を好む動植物が成育しているようです。
東西にそびえ立つ男体山と女体山があり中央は両峰を繋ぐ平坦な窪地となっています。山頂付近はブナやミズナラが、中腹はスダジイやタブノキ、筑波神社のある麓のケーブルカー駅付近はイチョウやモミジと標高差ごとに植生も変化しています。
紅葉が見られるのは筑波神社付近とケーブルカー駅付近です。
筑波山にはケーブルカーとロープウェイがあって、別々の裾野から山頂にいくことができます。
もちろん登山道を登っていくこともできますが、折角なので今回はケーブルカーに乗って山頂まで行ってきました。
山頂駅から岩でごつごつした尾根道を歩いて標高877mの女体山山頂に。
南には霞ヶ浦から遠くは都内のスカイツリーや都心のタワービル群が、北は日光や福島方面の山々という絶景が。ぐるっと360°改めて広大な関東平野を味わうことのできる絶景ポイントに感激でした。残念ながらこの日は遠くの方がやや霞んでいて富士山もかすかに見えるくらいでした。
実は20代の頃筑波山に登ったことがあるのですが、山頂付近の尾根道こんなに岩がゴロゴロしてたっけ?
筑波山の地質は斑れい岩が主体で風化すると割れやすく度々起こった土石流で今の山体が作られたようです。
山頂駅付近の茶屋で暖かい煮込みおでんを食べて下山することに。
おでんもお水もとても美味しかったです。筑波山