山梨県立美術館
10月8日は山梨県立美術館で開催されていた『銅版画の詩人 追悼 深沢幸雄展』の最終日ということで、行ってきました。開催期間がほぼ1ヶ月ということで比較的短いことや9月は度重なる猛烈な台風もあってなかなか訪れる機会がありませんでした。
この展覧会は山梨県立美術館開館40周年記念特別展として開催されたもので、172点の銅版画とコンテや油彩画、スケッチブック、川路柳虹書簡など沢山の資料も併せて展示されていました。遊山人も千葉県立美術館在職中にアート・コレクション+ 『追悼 深沢幸雄の歩み展』を担当した経緯も有り、懐かしい作品や新鮮な資料を眼にして深沢幸雄という銅版画家の奥深さ、深沢作品の多くを【刷り】で支えたご長女暁子さんの技に改めて感銘しました。記念講演会の紹介文にはプリンターという呼称で暁子さんを紹介されていますがちょっと軽いイメージですよね。やはり『刷師』と呼びたいですね。
山梨県立美術館はミレーとバルビゾン派のコレクションでも知られています。開館40周年記念新収蔵作品のジャン=フランソワ・ミレー《角笛を吹く牛飼い》も併せて観ることができました。
美術鑑賞の後はレストラン「Art Archives」でふわふわタマゴのオムライス、新鮮サラダとオニオンスープ、おいしくいただきました。
山梨県立美術館